江ノ島の神様との約束 その②

こんにちは、前回のお話の続きです。江ノ島の神様が、タケコさん、タキコさん、タナコさんということが分かりました。

では、3姉妹の両親はどなたなのでしょうか?

3姉妹のご両親は?

3姉妹のご両親父:天照大神(アマテルカミ)母:ハヤコヒメです。ハヤコさんはアマテルカミの従兄妹にあたる方です。アマテルカミの父のイサナキさん(一般的にはイザナギノミコトと呼ばれる)とハヤコさんの父のクラキネさんは兄弟です。

3姉妹の父:アマテルカミ

アマテルカミ(一般的にはアマテラスオオミカミの名で知られる)は第8代アマカミです。アマカミとは古代の天皇を指します。

外祖父のトヨケカミ(豊受大神として知られるアメミヲヤ(絶対神、創始神のニュアンスに近いに八千回もお祈りして誕生されました。

※紀元前1000~500年の間で既に、創始神が信仰されていました。旧約聖書が書かれたのが紀元前400年頃と言われていますので、初代アマカミのクニトコタチ(紀元前4000年頃)まで遡れば、日本の信仰・哲学観は非常に歴史が古いことが分かります。
創造神の呼び名アマカミ年代
アメ初代:クニトコタチ紀元前4000年頃
アメナカフシ三代:トヨクンヌ紀元前1500年頃
アメミヲヤ六代:オモタル・カシコネ紀元前1000~500年頃
参考図書:縄文人の心を旅する 池田満

アマテルカミはどんな方?

ホツマツタヱ関連書籍を読む限り、とても素晴らしい人物だと分かります。アマテルカミの卓越した指導力によって国は豊かになります。アマテルカミは人の真の幸せとは何か?人とは何であるか?哲学的な洞察を深めた方です。

チヨミ草(不老長寿の薬とされた)という苦い野草を常食し、たいへん長生きされました。晩年は伊勢の地で人々の教導にあたり、外祖父のトヨケカミカミアガリ(生きながら洞穴に入り、死を迎えること)された場所(京都の久治岳とされる)でお亡くなりになります。

トヨケカミやアマテルカミのように、「生きながら世の民の幸せを願って、ひとり洞穴に入って死を迎える」ことはなかなか出来ないことではないでしょうか?(私利私欲にまみれていたら出来ません。)

昨今、日本人の自己肯定感の低さが指摘されていますが、これほど道徳性と、精神性を持つ素晴らしいご先祖様がいらっしゃることを誇りに思っていいと思います。

アマテルカミの時代(紀元前1000~500年頃には既に、大地が地球(クニタマと呼ばれた)として認識され、円周率は3.16(現代の3.14に近い)として認識されていました。

縄文時代といえば、一般的に文字や文化を持たず、狩猟や木の実を収穫する原始的な生活をしていたと考えられがちですが、既に高度な国家と文化があったということになります。(この話はまた別の機会にブログで書きたいと思います。)

3姉妹の母:ハヤコヒメ

3姉妹の母はハヤコさんという方で、アマテルカミの妃となります。姉のモチコさんもアマテルカミの妃で、第一子(ホヒノミコト)を産んでいますが、ホノコさん(瀬織津姫の名で知られる)が正姤に選ばれたことを妬みます。

ハヤコさんもまた、アマテルカミの弟のソサノヲさんに恋してしまい、姉妹でアマテルカミを亡き者にして、ソサノヲさんをアマカミにしようと画策します。

そのことが、ホノコさんの妹のハナコさん(同じくアマテルカミの妃)に知られてしまいます。ハナコさんは姉のホノコさんに報告し、罪が発覚します。

怒ったソサノヲさんは屋根に馬を投げ入れて、その場に居たハナコさんは機織り機で事故死してしまいます。一連の事件に心を痛めたアマテルカミは岩戸にお隠れになります。

モチコさん、ハヤコさん姉妹は宇佐へ蟄居謹慎処分となります。ハヤコさんはそれでも収まらず、兄のシラヒトさんと父の舎弟のコクミの集団(オロチ)と共謀でソサノヲさんと縁談が上がった娘を次々殺めてしまいます。

ソサノヲさんはやむなく、オロチを征敗し、ハヤコさんを殺めます。そして、ハヤコさんの娘の3姉妹も全国を放浪する身となります。

後にアマテルカミはイセノミチ(夫婦の心得)を制定しますが、その背景にはハタレの乱やこうした悲しい事件もあったのでしょう。

3姉妹の嫁ぎ先は?

3姉妹はそれぞれ立派な家に嫁ぎます。タケコさんソサノヲさんの跡取りのオホナムチさん、タキコさんはオオヤマスミさんと結ばれ、タナコさんはイフキヌシさんの妻になります。

そして、長女のタケコさんはアマテルカミの重臣となるクシヒコさん(大国主の名で知られる)という立派な方を生み、タキコさんの娘のコノハナサクヤヒメは十代アマカミのニニキネさんに嫁いで、十一代アマカミのホオデミさんを生みます。

タナコさんの夫のイフキヌシさんはアマテルカミの弟のツキヨミさんの息子です。アマテルカミの甥たちの中でも優れた人物で、ハタレの乱(全国的に起きた叛乱)で大活躍します。

アマテルカミの親心

ハヤコさんは罪を犯しましたが、タケコさん、タキコさん、タナコさんに罪はありません。3人の娘さんたちが立派な家に嫁いだのは、娘として幸せになって欲しいというアマテルカミの親心ではないでしょうか?

江島神社で祭られていた3人の女神さまは、実はアマテルカミの娘さんで、その方たちから立派なお子様たちが生まれて育っていきました。

あの偉大なアマテルカミの娘さんなのですから、強力なパワーがあるのも頷けます。

タケコさん、タキコさん、タナコさんのことを書くと約束して月日が経ちました。どのようにブログを書くかまとまってから、江島神社を参拝し、報告しました。

参拝の帰り、駐車場で:3羽の雀

帰りの駐車場に3羽の雀が止まっていました。タケコさん、タキコさん、タナコさんが来てくれた!と思いました。当初は存在を感じられなかったタナコさんですが、ずっと閉まっていた社殿の御扉が開いていたので、来てくださっていたようです。

お三方から『よろしく頼む』そう言われた気がしました。

江ノ島の神様との約束 その①

こんにちは、今日はこのブログを立ち上げるきっかけになった江ノ島の神様との約束について、書きたいと思います。はじめに江ノ島神社について、簡単にご説明します。

神奈川県は江ノ島に鎮座する江島神社、日本三大弁財天の一つとして親しまれています。龍神エピソードや金運アップ、縁結びの御利益で連日参拝者が絶えません。

江島神社の御祭神と御利益

御祭神は辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)、中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)です。

江島神社は女性の神様で、神仏習合の名残で江島弁財天として信仰されてきました。家計を預かるのは女性の役目ですので、金運に御利益があるのも頷けます。縁切りの御利益でも有名です。

実は前回のブログである縁切りの神社に通っていたと書きましたが、実は江島神社のことです。縁切りとはいっても、皆さんにとって良くない縁を切ってくれます。必要はご縁は切らないのでご安心ください。

江島神社と龍神

江島神社は龍神で有名な神社ですが、実際に龍神が沢山いらっしゃいます。奥津宮のすぐ左隣にある龍宮(わだつみのみや)もいつも賑わっています。

龍宮の有名な龍神像

龍神はどちらに?

私は龍宮(わだつみのみや)では、龍神の存在を感じられません。

龍宮(わだつみのみや)から更に進んだところにある稚児が淵(江ノ島の西南端、江ノ島岩屋周辺の隆起現象でうまれた海食台地のこと)に龍神が沢山いらっしゃいます。

稚児が淵までは急な階段を下りるので、小さいお子様連れの方やご年配の方はくれぐれもお気を付けください。また帰りは急な登り階段になりますので、ご自身の体調を考慮して行かれてください。

実はすごいパワースポット

江ノ島には実はすごいパワースポットがあります。稚児が淵を先に進むと江ノ島岩屋(江ノ島最奥部にある海食洞窟)があるのですが、その中に江島神社の発祥の祠があります。

この江島神社発祥の地は、地下熱のせいか温かいのです。明らかに照明の温かさではありません。薄暗い洞窟の温かい地下熱がある祠の傍にいると、まるでお母さんの胎内に戻ったような感覚を覚えます。

私はここに参拝して、金運に恵まれたり、良縁に繋がったり、良いことが起こったりと開運に導かれていきました。

江ノ島岩屋の龍神像エピソード

江ノ島岩屋は2017年の台風の被害で暫く立ち入りできませんでしたが、私は2016年に一度岩屋を訪れています。その時は、江ノ島の第二岩屋にある龍神像の前で太鼓を叩くと、龍神像の目が光るというものがありました。

龍神の目が2回光ると願いが叶うと案内板に記載されていました。

(今は龍神像の前で手を叩くと、龍神像が照明とともに鳴くという仕組みになっています。)

私は龍神に「子どもが授かりますか?」と聞いて太鼓を叩いたのですが、その時、龍神の目が2回光りました。子どもを授かるのは年齢的に難しいと思っていましたが、龍神の目が光ったのを、心のどこかで覚えていました。

そして、その3年後に息子が授かっています。

久しぶりに江島神社を参拝した理由

そのように、霊験あらかたな江島神社ですが、暫く足が遠のいていました。しかし、大抵1週間程度で治るはずの溶連菌に感染し、1カ月近くも完治しないという状態に陥りました。

抗生剤を飲んでも症状が良くならず、倦怠感が続きました。病院で検査しても異常なし、細菌検査も問題ありませんでした。ですが、漢方を処方されても改善しません。

これはスピリチュアル的な問題だと思い、強力な神社に参拝しようと思いました。その時、思いついたのが江島神社でした。早速、江島神社に参拝に伺いましたが、暫く足が遠のいていたこともあり少し気が引けます。

いつもどおり鳥居をくぐり、瑞心門に向かって階段を上っていると、御祭神から話しかけてくださいました。その時の会話がこちらです。

こんなやり取りがなされました。御祭神は「毎週参拝に来るがよい」と仰いましたが、私の運動不足を心配してのことなのです。江ノ島は行かれた方はご存じかと思いますが、一周回るとかなりの運動量です。

毎週は難しかったので、2週間から1カ月間を目途に参拝を繰り返しました。

ありがたいことに、私が全快するまで龍神を2柱つけてくださいました。回復後に龍神は帰られたのですが、色々アドバイスを下さいました。

江島神社は御朱印の種類も多く、参拝の度に頂くのも楽しい

中津宮の神様の願いとは

瑞心門の手前で話しかけてくださった御祭神は、辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)で間違いないと思います。やさしくて面倒見の良い神様です。主祭神ですので、とてもパワーがあります。(後に、ものすごい御祭神であることが判明します。)

中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)を参拝した時に、なんともいえないやさしい方という印象を受けました。ものすごく歓迎してくださり、広くて深い、暖かい愛のエネルギーを送ってくださいました。

余談ですが、奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)を参拝した時は、存在が感じられず、この地に縁の方ではないのかもしれないと思いました。

てんとう虫で現れた神様

その出来事が忘れられず、公園を散歩している時に「いちきしまひめの事をブログに書いてもよろしいですか?」と心の中で問いかけました。その時、てんとう虫が飛んできて私の服に止まりました。

てんとう虫は私から離れず、そっと足元に置いても暫く私の傍にいました。

おそらくブログに書いて欲しいという意味だと思うのですが、いちきしまひめはとても有名な神様です。「なぜ、ブログに書いて欲しいのだろう?」と思いました。

実は江島神社を参拝した時に、境内の八坂神社を参拝したことを思い出しました。

当時はホツマツタヱを知らなったので、八坂神社の御祭神:素戔嗚尊(ソサノヲさんいちきしまひめお父さんと思い、(ネットにそう書いてありました)「御父上の素戔嗚尊(ソサノヲさん)にご挨拶します。」と言って、八坂神社の前で手を合わせました。

お社が小さいかったからか、素戔嗚尊(ソサノヲさん)の反応はありませんでした。その時、なんとも言えない違和感を覚えました。「本当に親子なのかな?」心の中で疑問を繰り返しました。。。

ネットでは天照大神(アマテルカミ)素戔嗚尊(ソサノヲさん)との誓約で、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)の3柱が生まれたと書かれています。

しかし、誓約で子どもが生まれるはずはありません。「いちきしまひめは本当のことを書いて欲しいのかな?」と思いました。そこで、いちきしまひめのことを調べてブログで書きますね!と約束したのです。

それから、随分経ってしまいましたが、ようやくブログを開設できたのです。

上古代の書物を探す

さて、いちきしまひめのことを深く知る必要があると思い、出会った書物がホツマツタヱです。ホツマツタヱは上古代に書かれた書物で代々写本として、受け継がれてきました。一般的には正式な歴史書として認められていません。

ホツマツタヱの詳細については、また別の機会でご説明します。さて、いちきしまひめはどのように書かれているのでしょうか?

ホツマツタヱのいちきしまひめ

ホツマツタヱでは、いちきしまひめタケフカミ(タケコヒメ)という方で竹生島に亡骸が収められたとのことです。

主祭神のたぎつひめのみことタキコヒメという方で、ヱノシマカミとして江ノ島で葬られました。

奥津宮のたぎりひめのみことはタナコさんとうい方で、イチキシマヒメとして、広島の厳島に祭られています。

さて、ここで皆さんは「えっ!いちきしまひめイチキシマヒメのことじゃない?」と思われたかもしれません。そうなのです。普通に考えれば、いちきしまひめイチキシマヒメです。

しかし、中津宮で私がお会いしたいちきしまひめは、竹生島に葬られたタケフカミです。なぜ、分かるかといえば、タケフカミ=タケコヒメは、実はオホナムチさんの妻であり、コトシロヌシさんの母親なのです。(コトシロヌシは役職名なので、クシヒコさんとお呼びします。)

そのため、タケコヒメ(以下、さん付けでお呼びします)の雰囲気がクシヒコさんと似ています。クシヒコさんとの繋がりで、タケコさんとも繋がれたと思うのです。

江島神社でのいちきしまひめはタケコさんで間違いないと思います。たぎりひめのみこと=タナコさんは江ノ島では存在感が薄く、関東地方に縁がある方ではないと思いました。

ホツマツタヱを見ると、タナコヒメ(たぎりひめのみこと)は九州・四国と縁が深く、亡くなられた後に広島の厳島に祭られています。

では、タケコさん、タキコさん、タナコさんのご両親はどなたなのでしょうか?それについては、また次回のブログで書きたいと思います。そして、この3人の女神様がとにかくすごい方という内容についても触れたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考図書:縄文人のこころを旅する ホツマツタヱが書き直す日本古代史 池田満(著)

アンガーマネージメント 心のモヤモヤは神様に伝えてみよう

こんにちは、普段の生活で穏やかに過ごしたいと思っていても、理不尽な目に遭ったり、何気ない一言で傷つくと、私たちの心はモヤモヤしてしまうものです。

そんな時、皆さんはどう対処していますか?

モヤモヤした思いを解消する方法

一般的なストレス解消法を以下にあげてみます。

  • モヤモヤした事を日記を書く
  • カラオケに行く
  • 運動してストレス発散
  • 声に出して、自分の心を客観視する
  • 瞑想する
  • 誰かに聞いてもらう
  • 散歩に行く

    様々な方法があると思いますが、小さいお子さんのお世話やご年配の方を介護をされている方は、なかなか難しいのではないのでしょうか?

    少々のモヤモヤであれば、読書や入浴、音楽を聴いたりしてストレス解消できますが、モヤモヤが爆発してしまった時、怒りをコントロールできなくなった場合はどうしたら良いでしょうか?

    怒りがマックスになった場合の対処法

    それでは、怒りをコントロールできなくなってしまった場合の対処法を説明します。

    神様に思いを伝えてみよう

    神社やご自宅の神棚の前で、自分のモヤモヤした気持ちを伝えてみてください。その際にあまりにもネガティブな感情だった場合は、神社に参拝できない場合もあります。

    そんな時は、ご自宅の神棚の前に手を合わせて、「こんなことがありました。。。」と気持ちを吐き出してみましょう。

    ご自宅に神棚が無い場合は、どこか静かで落ち着ける場所で試してみてください。

    神様に伝えるポイント

    神様に気持ちを伝えるときは、どんな出来事があったのかなぜイライラしたのかどんな点が理不尽に感じたのか、出来れば声に出して、自分の耳に届くように伝えるのがおすすめです。

    怒りで何を伝えたいのか良くわからなくなっていたり、言葉が支離滅裂になっていたり、脈絡のない伝え方になってしまっていても構いません。

    自分の気持ちを正直に神様に伝えてみてください。

    最後に

    いつも気持ちよく過ごしたい気持ちはあっても、ついイライラしてしまったり、何気ない言葉に傷ついてしまうことは誰にでもあります。

    私もそんな時はいつも神棚の神様に、手を合わせてお祈りしたり、祝詞を唱えるのですが、不思議とイライラした気持ちがスーと和らいでいきます。

    誰かに聞いてもらった!という安心感もあるのかもしれません。なんだかモヤモヤする!イライラが収まらない!という方は是非試してみてくださいね。

    産土神様、産土神社を見つけよう

    皆さんはご自分の産土神様産土神社をご存じでしょうか?

    産土神とは?

    産土神をネットで調べたところ、

    ある人物が生まれた土地の守護神を指し、その人が生まれる前から死んだ後まで守護してくれる神様

    Wikipedia

    と書かれています。必ずしも、自分の近所の神社とは限らないので、神社庁に確認すると正しい産土神を教えてもらえると別のサイトに記載がありました。

    産土神とは ~美鈴の見解~

    私は皆さんがお宮参りや七五三などでお参りした神社の神様を産土神として良いと思います。何故なら、皆さんがご縁があってその神社でお参りをされたと思います。

    その産土神様が皆さんと本当の血縁かどうかまでは存じ上げませんが、皆さん、あるいは皆さんのご先祖様がその御祭神と何らかしらのご縁があってその神社に招かれています。皆さんが、その土地に住んでおられるのも、その土地にご縁があってのことです。

    なぜ同じ御祭神を祀る神社が複数存在するの?

    話は変わりますが、はるか大昔の私たちのご先祖様は日本列島を縦横無尽に移動していました。ある土地を開拓するために、一族が集団で移住するとお社を建ててご先祖様をお祀りしていました。

    例えば出雲系の神様であるソサノヲさん、オホナムチさん(大己尊命)、コトシロヌシさん(事代主命)、タケミナカタさん(健御名方命)の子孫が出雲を離れて関東に移住すると、出雲大社に参拝できなくなりますので、関東の地に社を建てて御分霊をお祀りします。

    余談ですが、コトシロヌシさんはオホナムチさんの息子で、ソサノヲさんのお孫さんです。イミナ(斎名)クシヒコ(さん)といい、非常に優れた人物でモノヌシ(右の臣)という重職についていました。
    
    コトシロヌシの他にも多くの称え名があり、オオクニヌシ、オオモノヌシ、オオクニタマとも呼ばれていました。一般的に知られるオオクニヌシ(大国主命)とはオホナムチさんのことではなく、クシヒコさんを指します。
    

    参考図書:

    秘められた日本古代史ホツマツタヘ 松本善之助 著

    ホツマ辞典 池田 満 著

    縄文人のこころを旅する 池田 満 著

    話を元に戻して、さらに別の子孫や、後代の子孫が別の地に移住すると新たにお社を祀るため、出雲系の神社が日本各地に増えていくことになります。

    そのような理由から、同じ御祭神をお祀りする神社が日本全国に多数存在しています。御祭神と一緒にお祀りされている方の多くは血縁にあたる方です。夫婦、兄弟、祖父母・孫で一緒に祀られている神社も多いのではないでしょうか。

    オホナムチさんスクナヒコナさん(少彦名命)は実の親子ではありませんが、オホナムチさんがスクナヒコナさんを大変可愛がったので、一緒にお祀りしている神社もあります。(※スクナヒコナさんオホナムチさんの父であるソサノヲさんのいとこにあたる方です。)

    皆さんの産土神はどなたですか?

    産土神社が全国的に名の知られた神社や大きな一の宮神社でなくても、がっかりする必要はありません。是非産土神に注目していただきたいと思います。

    産土神がソサノヲさんコトシロヌシさん(事代主命)という方もおられるかも知れませんね。産土神は皆さんと本当にご縁があって産土神になられています。

    私の例で申し訳ないのですが、私はコトシロヌシさんが祀られている神社でお宮参りと七五三をして頂いたので、コトシロヌシさんが大好きで、いつも感謝を伝えています。

    そして、どの神社に参拝をしてもコトシロヌシさんは親切にしてくださいます。(もちろん、無反応の時もありますが。。。)

    ですので、皆さんが産土神様をお参りしたら、皆さんをとても歓迎して、愛情を沢山注いでくださいます。もし皆さんが引っ越しや転勤などで産土神社に参拝できなくても、同じ神様を祀っている神社でご挨拶すれば産土神様と繋がれます。

    まれに、本当の御祭神が案内板に書かれている御祭神と違うケースや案内板に書いてある主祭神がおられない場合もありますが、皆さんのインスピレーションで「ここだ!」と思ったらきっと御祭神と繋がれます。

    皆さんが大好きな御祭神や産土神様に感謝をすればするほど、皆さんの生活は実り豊かになっていきます

    コトシロヌシさんにお会いすると、いつもこの国の発展のためにご尽力くださり本当にありがとうございます。愛していますー!と心の中で叫んでいます。

    是非、産土神様をチェックしてみてくださいね。

    Follow Your Heart

    本来のブログの趣旨とは少し異なりますが、この内容は書きたいと思いましたので、記事にしました。

    神社に参拝すると神様は「Follow Your Heart」(自分が心から願うとおりに行動しよう。)とおっしゃいます。なんで、神様は日本人なのに英語なんだ?という方もおられると思いますので説明します。

    神様は肉体を持っておられないので、肉声で思いを伝えるのではなく、まず気持ちを伝えます。この受け取った気持ちを、皆さんに分かりやすく言語化しています。なので、厳密に英語で伝えたわけではありませんが、皆さんがイメージしやすいように、その時にふさわしい言葉に翻訳にしています。

    神様の願いとは

    話はそれましたが、神様の心からの願いは皆さんが幸せに暮らすことです。

    あえて神様がそれを伝えるということは、自分の心の声に反して、利害関係や将来お金が稼げるからといった理由から、好ましくない人間関係を続けている人が多いのだと思います。

    参拝すれば気持ちが変わる

    これは私に当てはまることですが、過去の私は自分に自信がなく他人と比べて能力がないと思っていました。自分でも相当自己肯定感が低かったと思います。自分を否定しているので、周囲の人を否定することも多々ありました。

    神社に参拝してからは自分でも驚くほど変わったと思います。どれほどの変化が起きたのか説明します。

    ありのままの自分で良いと思える

    自分でも驚いたのが、ありのままの自分を受け入れられるようになりました。以前はネットやブログの書き込みでありのままの自分を好きになろう!と書いてあっても、なかなかできませんでした。

    神社を頻繁に参拝するようになってから心が変化したのですが、それは神社の神様が、ありのままの皆さんが大好きで、ありのままの皆さんを受け入れているからだと思います。

    他人と比べて落ち込まなくなった

    参拝するようになってから、他人と比べて落ち込むことがなくなりました。私や皆さんが周囲と比較して、標準より劣っていたとしても、かけがえのない存在です。今では、自分は一般的に見たら、標準より劣っている点があるかもしれないけど、それも含めて自分の個性だと思えます。

    中庸でいられる

    中庸とは、物事に極端に「良い」・「悪い」の判断をつけず、どちらでもOKということです。神様が良い・悪いの判断をつけないので、自然と物事に良い・悪いの判断をつけなくなりました。以前の私だったら、周囲に極端に意地悪な人がいたら、非難していましたが、今ではあまり気にせず、そういった人とも自然と距離を置けるようになりました。

    自分を大切に思える

    神社に参拝してから、自分のことを大切に思えるようになりました。以前は見た目も古くなった洋服を着ることもあったのですが、身なりを整えることも自分を大切にすることなので、小まめに洋服を交換するようになりました。自分を大切にしているので、自然と周囲の人も大切にしようと思えるようになりました。

    ~ねばならないがなくなり、あくまで自然に

    周囲にこんな人いませんか、「あなたのためを思って」とか「あなたは~しなくちゃいけないの!」とおっしゃる人。もちろん皆さんのためを思ってのアドバイスとは思いますが、本人が苦しくなってしまっては考えものです。

    先ほども申し上げましたが、神様は中庸です。「~ねばならない」とはおっしゃいません。もちろん、神様は私たちの成長を願ってはおられますが、その人が出来ないことまで要求しません

    自分が本当にやりたいことが分かる

    神社に参拝してから、本当に自分がやりたいことが分かるようになりました。以前は世間体とか、こんな仕事ならかっこいいとか、他人目線で物事を考えていたので、本当の自分が分かりませんでした。神社に参拝して、御祭神と繋がるうちに、自分の心の奥底にある願いに気づくことができました。

    コントロールする人を見極めるには

    では、自分をコントロールする人をどうやって見抜いたら良いでしょうか?その方法は、今現在、リアルタイムで自分が幸せかどうかに注目してみてください。ある関係を続けていて、あなたは幸せでしょうか?将来の幸せを信じて、自分が願わない人間関係を続けてはいないでしょうか?

    ここで私の経験をお話をします。私はある幼稚園のママ友とお付き合いをしていました。最初は気が合いましたが、そのうち、その方がマウントを取るようになりました。以前から幼稚園での人間関係に悩み、幼稚園から保育園に変えたいと思っていたのですが、なかなか転園できずにいました。

    ある時、相手のお子さんが息子を突き飛ばしても、謝らないという出来事がありました。そのことがきっかけで、自分が願わない道に居ることに気がつけたのです。

    早速、保育園を探し始めましたが、丁度その時は縁切りで有名なとある神社に定期的に通っていました。いつも待機児童が多くて、空きが出ない保育園にダメ元で問い合わせをしたら、「空きがないので、来年度までお待ちください。」とのことでした。

    その1週間後に、突然保育園から連絡があり、「たまたま空きが出たので、来月から入園できます。」との回答で本当に驚きました。すんなり保育園に転園できたので、神様のお陰としか言いようがありません。

    神社に行くと、本来の自分に自然と軌道修正されます。自分に正直に生きることほど幸せなことはありません。この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

    神社の御祭神は神話ではなくて実在した人

    私は以前から一部の神様を除き、神社で祀られている神様は神話ではなく実在した人たちだと思っていました。何故かというと、ある神社を参拝した時に御本殿に御祭神がエネルギー体として存在しておられたからです。神話の存在でしたら、エネルギー体として物理的に存在しているのはおかしいです。

    恐らくあまりにも昔に存在していた人なので、後世の人が良く分からずに神話にしてしまったと思っていました。

    ホツマツタヱとの出会い

    それを裏付ける書物に出会いました。それがホツマツタヱです。ホツマツタヱとは、最古の完写本であり、漢字以前に存在していたヲシテという文字で書かれています。ホツマツタヱは正式な歴史書として認められていませんが、私は内容に信憑性があると思います。

    ホツマツタヱの内容は難しいですが、内容を分かりやすく解説している書籍がありますので、是非参考にしてください。

    やさしいホツマツタヱ いときょう(著)

    古代史ホツマツタヱの旅 第1巻 いときょう(著)

    神様にも性格がある

    御祭神はエネルギー体として存在しているだけではなく、性格まで分かりました。その御祭神は一般的にはスサノオノミコトと呼ばれており、ホツマツタヱでは「ソサノヲ」と記されています。※このブログではソサノヲさんとお呼びします。

    当初は別の神社に行く予定だったのですが道に迷ってしまい、偶然ソサノヲさんをお祀りする神社に辿り着きました。呼んでいただいたのかもしれないと思い、お参りさせて頂きました。

    失礼ですが、その神社の第一印象はなんだか暗い…と思いました。神社は大抵パーッと明るくて、晴れ晴れしている所が多いので不思議に思いましたが、波動がとても素晴らしく心地の良い神社でしたので、しばらく長居させて頂きました。

    神社の縁起を拝見すると、御祭神は牛頭天皇(素戔嗚尊)と明記されていました。当時はソサノヲさんのことが良く分からず、牛頭天皇?素戔嗚尊?どちらが本名?どうして名前がいくつもあるの?と思っていましたが、後から調べてみると牛頭天皇は仏教の守護神であり、神仏習合の名残で素戔嗚尊と同一人物とされたことが分かりました。

    その日は参拝者もまばらで、本殿をぐるっと回ったり、境内を歩いていたら、御祭神が本殿にいらっしゃることが分かりました。すごく不思議なのですが、ソサノヲさんの第一印象はなんだか陰のある神様という感じです。

    陰というとネガティブなイメージですが、悪い意味ではなくて昔は悪いこともしたけど、今は国のためを思ってこの国の将来を見守っているという感じです。

    ホツマツタヱの中のソサノヲさん

    後で、ホツマツタヱを読んで分かったのですが、ソサノヲさんは子供の頃からひどく泣いて、暴れてご両親のイザナギ・イサナミさんを困らせてしまいます。そして、大人になってからはソサノヲさんが起こした事件がきっかけで、お兄さんの天照大神(※当ブログではアマテルカミとお呼びします。)の妃の一人であるハナコさんが亡くなってしまいます。

    それを読んだときに、ソサノヲさんにちょっとがあるように見えた理由が分かりました。お兄さんを悲しませたことが、心のしこりに残っているのかもしれません。

    オロチを退治に行くソサノヲさんの図(※かの有名なヤマタノオロチとは、蛇ではなく盗賊のこと、村の娘たちを襲う盗賊の集団をソサノヲさんは成敗します。)

    ソサノヲさんは「我こそはソサノヲである、頭が高い!」という方ではありません、むしろ謙虚で深い愛情と慈しみを持ったお方です。そんなソサノヲさんをお好きな方も多いのではないでしょうか?パワーがものすごく強い神様なので、色んな神社でソサノヲさんを感じ取ることができます。

    神様は子どもが大好き

    もう一つソサノヲさんから感じ取れた性格が、子どもが大好きだということです。ソサノヲさんに限らず、神様は子どもが大好きです。将来この国を背負っていく子どもたちを何よりも大切に思われています。

    一人でも参拝も良いのですが、ご家族一緒の参拝や、お子さんを連れて参拝すると神様はもっと喜ばれます。

    ソサノヲさんは嫉妬や妬みなど人の醜い感情を見てきたこともあり、余計に純粋無垢な子どもたちが大好きなのでしょう。