こんにちは!今日はアマテルカミの食養についてお話ししたいと思います。伊勢神宮参拝後、アマテルカミから幾つかインスピレーションを頂いたのですが、主に食に関する内容でした。ここでその一部をご紹介したいと思います。
アマテルカミの食養に関する内容はヲシテ文献にも残されています。池田満氏の著書を参考にして、読み解いていきたいと思います。
池田氏の著書から抜粋します。(一部文章を変えてあります。)
日常に食すべき食物は、田畑のなりものが最も良い。そして、鱗のある魚、次に鳥の類。注意すべきことは、鳥の肉にはホ(火)が勝る。
ローソクの燃え終わりには強い光を発するが、ホ(火)が勝るとイノチの火を燃やす働きが強くなる。
鳥肉のホ(火)はそれほどではないが、獣肉はさらにホ(火)が強くなる。
獣でも三音の「キツネ」や「タヌキ」は人体に及ぼす影響がさらに強くなり、体が硬くなり、ソラ(空)肥えをして短命に終わる。
さらに、二音の獣肉イノ(猪)、マシ(猿)、ウシ、ムマ(馬)は更に害が強くなる。
これを見ると、農作物が最も体に良くて、次に鱗のある魚、次に鶏肉とあります。確かに肉類は消化に負担がかかるため、アマテルカミの仰ることはごもっともだと思います。
アマテルカミは肉類は絶対食べてはいけないと禁じているわけではなくて、食料が豊かな時にのみと但し書きを付けています。
スワノカミのタケミナカタさんは、このお触れに対して「信濃はとても寒いので、冬の寒さを凌がないと凍えて病になってしまいます。そのため、昔から鳥や獣肉を寒さ除けとして摂取しておりますことをご配慮ください。」と返しています。
これに対し、アマテルカミは以下のように語られます。
食物に適する魚は40種類ほどあります。これを食する場合はススナ(かぶら菜)を食べてホ(火)の勝りすぎを消してください。また、次にホの強い水鳥も良しとしますがその場合は21日間、ススナを食べて、ホ(火)をそそいでください。その他の鳥や獣肉はやはり食べない方が良いでしょう。
かぶら菜はカブの葉でしょうか?アマテルカミの時代にはカブラ菜が最も食害を除去する力が強いとされていました。
ススナが無い時は、スズシロ(大根)で代用していたようです。
さらっと読むと、ふーんと終わってしまいますので、まずはアマテルカミの素晴らしいご配慮を感じ取ってみます。
タケミナカタさんは「寒いので獣肉の摂取を容認いただきたい」と仰って、アマテルカミは、「魚や水鳥であれば食べても良いが、他の獣肉は食べない方が良い」と返しています。
アマテルカミは獣肉が短命にすると御存じだったので、あえて「魚や水鳥にしてください」と仰るところにアマテルカミの愛を感じます。
民が不健康であっては、農作物の収穫にも影響し、民の幸せを維持するためにもアマカミとして民の健康に気を配ることはとても大切なことでした。
アマテルカミの食事アドバイス
では、美鈴が頂いた食事のアドバイスはこのような内容でした。アマテルカミは上古代の方ですが、現代人の食事事情はもちろんご存じなので、それを踏まえたうえでのアドバイスだと思われます。
食事は良質のものを少量摂るのが良いです。質の悪い食事は、かえって無駄に摂取量が増えてしまいます。また、油類を摂るのであれば、ゴマなどの栄養価の高い食材を選ぶと良いです。
インスピレーションで頂いたので、文章にするのが難しかったのですが、このような内容でした。
早速実践してみる
アマテルカミがチヨミ草を常食して長生きされたのだから、やはり野菜食がおすすめなのだろうと思い、早速野菜の摂取量を増やしてみました。
実は私は食べ物の摂取量はさほど多くないのに、背中や二の腕、お腹周りに脂肪が蓄積されてなかなか取れませんでした。
やはり現代食は油分が多いのか、運動してもなかなか体脂肪が落ちないことが悩みでした。
そこで、野菜食中心の食事を意識する事にしました。
とはいうものの、生野菜は食べづらいので、とりあえず蒸してみます。
調味料を付けずにそのまま食べます。青菜など食べづらい場合のみ少量の塩と醤油をつけて食べます。
感触としては、野菜メインにすると、体が楽でかえって空腹感を感じることが少なくなりました。更に、力が出ることが分かりました。
我が家に主人が購入した懸垂器具があるのですが、以前は自分の体を持ち上げるだけで精一杯だったのに、
野菜メインにしたら、ひょいと体を持ち上げられるようになりました。
1週間ほどそのような食生活を続けていたところ、脂肪がついていた背中や二の腕に痛みを感じるようになり、体に蓄積された体脂肪が減ってきたのです。
自分では、さほど食べていないとは思っていましたが、やはり脂分の多い食べ物を沢山摂取していたことを改めて実感しました。
現代人は心身の疾患に悩む人も多いですが、改めて食を見直すのも良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!