こんにちは!前回の伊勢神宮参拝記の続きです。外宮を参拝し、トヨケカミとの感動の出会いを果たしました。感動の余韻に浸りながらバスで伊勢神宮の内宮に向かいます。
台風も近づく中、雨が降ったり止んだりしていました。外宮では一旦晴れ間が見えましたが、内宮に向かう途中に小雨が降りだしました。
私は御祭神を描く際にしっとりとした雰囲気をだしたいので、月を背景に良く使うのですが、アマテルカミは太陽そのものという方です。
時刻はお昼近くでしたが、アマテルカミにお会いしたい気持ちが勝り、そのまま内宮に向かいます。平日にもかかわらず、多くの参拝者で賑わっていました。
内宮の鳥居に着くと、途端にピカーっと日が差しました。眩しいくらいと輝いています。本当に太陽のような方だったんだなとしみじみ思いました。
出迎えてくださったヲヲンカミ
内宮に着くと、宇治橋鳥居をくぐり、宇治橋歩いて五十鈴川を渡ります。なんとアマテルカミはこちらで出迎えてくださったのです。
「どうしてこんなに喜んで下さるんだろう?」不思議に思いました。
以前にアマテルカミはとても謙虚な方だと書きました。本当に、本当に謙虚な方で、参拝者を入口まで出迎えてくださるのです。
ここでもホツマツタヱが真実だと実感してしまいます。本当に凄い方ですよね?
しかも宇治橋鳥居の手前にヤマトタケさんが来られたのです。凄い~。ヤマトタケさんはアマテルカミの子孫なので、何ら不思議なことはないのですが、御祭神の絆には本当に驚かされます。
私はこれまで数多くの神社に参拝しましたが、御祭神は本殿におられる場合もあるし、鳥居の手前で話しかけてくださる方もおられます。(恐らく御祭神の性格なのでしょう。)
アマテルカミはどんな方?
今回ははっきりとアマテルカミにお会い出来たのですが、アマテルカミを一言で言うならば「与える人」です。本当に愛の深い方なのです。また「喜びも悲しみも共に分かち合いたい」方でもあります。
こちらが愛を投げかけると、何倍も何十倍にも愛を返してくださる方なのです。
外宮でトヨケカミにもお会いしていますが、アマテルカミとは対照的な部分もあります。トヨケカミが「陰」であれば、アマテルカミは「陽」、トヨケカミは「静」ならばアマテルカミは「動」といった感じです。
とにかく私の訪問を喜んで下さったのです。
アマテルカミはお生まれになったときに「我はウヒルギである」と産湯につけたシラヤマ姫告げています。いときょう氏 古代史ホツマツタヱの旅 第3巻参照
頭上にさんさんと輝く太陽から、改めてアマテルカミは太陽のミタマであると告げているかのようでした。
広々とした明るい庭園を歩いて、御正宮に向かいます。アマテルカミは途中まで一緒に歩いてくださったのですが、その後気配がなくなり、再度、風日祈宮橋でお会いできたので、橋のたもと、五十鈴川の流れが良く見える場所がお好きなようですね。
長生きされたヲヲンカミ
アマテルカミはとても長生きされ、玄孫(孫の孫)のウガヤフキアエズ様の即位の際にもミコトノリを出されています。この時もまだ伊雑宮におられたようで、内宮の地に遷られたのは本当に最晩年だったようです。
ウガヤフキアエズ様即位の際に出されたミコトノリのすべてを紹介すると長いので一部のみご紹介します。
民の声をよく聞いて、可愛いわが子の心を知る親のように、民の動きに敏感であって欲しいものです。この際にへりくだる心とやわらぎの心を失ってはなりません。凶暴なハタレにさえこの態度で接したのです。(途中略)温かい心で民を恵む気持ちを怠ってはなりません。秘められた日本古代史(続)ホツマツタヱ 松本善之助著 より
松本氏の著書を読むと、アマテルカミは様々な文書(ヲシデ)を読んで、天の窮理を知ることが出来たとありますが、アマテルカミの愛情深い性格は生来もっておられた性質のように思います。
凶暴なハタレにですら、愛を持って接したとあるので、並大抵のことではないですよね?アマテルカミが京都の久治岳に入寂された時は、本当に世の中が真っ暗になってしまったように悲しい出来事だったのでしょう。
富士山麓に生えていたチヨミ草を常食されたため、長生きされたアマテルカミですが、チヨミ草は大変苦い草だったようです。そんな苦い草を食べ続けることだって常人には出来ないことですよね。
そんなアマテルカミに感謝と深い尊敬の念を抱いて、御正宮に向かいました。人の居ない参道で大祓の祝詞を奏上してからお参りさせて頂きました。アマテルカミは散策中なのか御正宮にはおられないようでした。
松本善之助氏は夢の中で、アマテルカミが老若男女、民、臣下問わず、人々に教え導く様子を夢で見たそうですが、本当にそうだったと思います。それだけ私たちと距離の近い方なのです。
これも伊勢神宮に対するステレオタイプを覆す出来事でした。伊勢神宮は特別な人しか参拝できない敷居の高い神社というイメージがあったのです。実際はアマテルカミの愛に触れられるとても温かい神社でした。
名残惜しい参拝
摂社末社を参拝し終えて、いよいよ帰ろうという時、ヲヲンカミが悲しまれておられるのか、途端に大粒の雨がザーザー降り出したのです。また参拝に伺おうと心に決め、アマテルカミにご挨拶をして内宮の地を後にしたのでした。
以上で内宮編はおしまいです。最後までお読みいただきありがとうございました!