こんにちは、今日は神奈川県箱根に鎮座する箱根神社について書きたいと思います。江島神社と並ぶほど神奈川では有名な箱根神社、箱根山一帯は強力なパワースポットでもあります。それもそのはずで、箱根にはこの国の発展に尽力された、とても尊い、凄い方が眠りについておられたのです。
箱根神社の由緒を見ると、第五代孝昭天皇の時代に聖占仙人が箱根山の駒ヶ岳に神仙宮を開き、同主峰の神山を神体山としてお祀りされたとあります。
御祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)です。
瓊瓊杵尊とはホツマツタヱで言うところの、ニニキネ様を指し、アマテルカミ(天照大神)のお孫さんにあたる方です。奥様のコノハナサクヤヒメ(アツシヒメ)は、静岡県三島を本拠地とした四代目ヤマスミのカグヤマさんと江島神社の御祭神エノシマカミであるタキコヒメとの間に生まれた方です。
タキコヒメがアマテルカミの娘なので、コノハナサクヤヒメもニニキネ様と同様にアマテルカミの孫になります。
アツシヒメはニニキネ様との間にムメヒト様、サクラギ様、ウツキネ様の三つ子の男の子を授かります。三男のウツキネ様がホオデミと呼ばれました。つまり、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)とはホオデミ様のことです。親子・夫婦で仲良く祀られています。
箱根神社は開運厄除・心願成就・交通安全・縁結びに御神徳の高い神社と言われています。箱根山全体が強力なパワースポットなので、開運したい方におすすめの神社です。
箱根山のみどころ
箱根神社の他にも、芦ノ湖の守護神・九頭龍大神を祀る九頭龍神社も霊験あらたかな神社です。九頭龍神社は箱根園・ホテルザ・プリンス箱根芦ノ湖から徒歩30分の場所にあります。ホテル ザ・プリンス箱根芦ノ湖のレンタサイクルも利用できます。(有料)
箱根神社の神体山である「神山」を拝する箱根元宮も鎮座しており、箱根駒ヶ岳ロープウェーで山頂に上るとお参りできます。箱根神社、九頭龍神社、箱根元宮をすべて参拝する三社参りを行うと、より御加護を頂けます。
御祭神にあいさつ
箱根神社には夫と何度も足を運びました。御祭神の瓊瓊杵尊様は天孫降臨で有名な方で、九州の高千穂の地でお亡くなりになりました。
九頭龍様の手水舎で身を清めて、御祭神に挨拶に伺いました。、、が、御祭神がおられない!というか繋がれませんでした。『うーん、なんでだろう』と首をかしげて、今度は芦ノ湖の九頭龍神社に向かいました。
九頭龍神社でも御祭神とは繋がれませんでした。『えーなんで???』という感じだったのです。
九頭龍神社は龍神様がおられる神社で有名なのですが、龍神様にもお会いできませんでした。龍神様の数で言えば、圧倒的に江島神社の方が多いのです。『なぜ、龍神様で有名なんだろう???』と、ここでもハテナマークが浮かんだのでした。
箱根ロープウェイで大涌谷へ
箱根一帯は見どころが沢山あり、一日で全てまわるのは大変です。そのため、観光しきれなかった名所は日を改めて訪れていました。
ある日、芦ノ湖の海賊船で箱根町港から桃源台港まで行き、箱根ロープウェイで大涌谷へ行く旅程を組みました。大涌谷は約3,000年前の噴火によって神山が崩壊して出来た箱根有数の観光名所です。現在も大涌谷一帯は硫化水素を含む噴煙が立ちのぼっています。
大涌谷を見学していたら、なんと龍神様がおられました。『なんだ~ここにおられたのか~。』と納得したのです。『なんで山の上なんだろう?』と不思議に思いました。
そして、箱根山一帯の景色に見とれていたら、なんと、鳳凰雲が現れたのです。
急いでシャッターを切りましたが、雲が風で流れてしまい原型をとどめておりませんが、はっきり鳳凰雲が現れたのです。『あれ?龍神様だけではなく、鳳凰様がおられた~。』と感激したのです。
鳳凰雲が意味するものとは
鳳凰雲を説明する前に、鳳凰について説明します。
鳳凰は「おめでたい事が起こる前兆」と言い伝えが有り、羽のある生物の王とされています。
古代より「徳の高い君子が位に就く時に現れる」と伝えられ、中国における宮中行事において用いられてきました。
株式会社メイクワンサイトより引用
次に、鳳凰雲を説明します。鳳凰雲とは鳳凰の形をした雲です。鳳凰雲を見かけたら、スピリチュアル的に運気アップのサイン、願いごとがもうすぐ叶うなど、幸運の兆しを意味します。
実は、もう一つ重要な意味があります。それは、王族(日本で言えば皇族ですね)に縁の方がすぐ傍におられる、王族・皇族に縁の方があなたを見守っておられるという意味になります。
さて、鳳凰雲の他にも龍神雲も有名ですよね。龍神雲、または龍雲と呼ばれ、龍神様の形をした雲です。龍神雲を見た場合も人生の転機や金運の上昇、運気アップのサインです。
実は龍雲にも別の意味があります。それは鳳凰雲と同じく、王族(皇族)に繋がる方がすぐ傍におられる、あなたを見守っているという意味になります。
そして、龍雲と鳳凰雲はいずれも王族(皇族)に縁の方を表しますが、鳳凰雲は特に皇位継承者を意味します。つまり、箱根山山頂付近で鳳凰雲を見たということは、皇族、しかも皇位継承者がすぐ傍におられるという意味なのです。
私はてっきりこの鳳凰雲はニニキネ様だと思っていたのですが、松本善之助氏の秘められた日本古代史(続)ホツマツタヱを読んで衝撃を受けました。実は箱根山に葬られた方はオシホミミ様だったのです。
アメノオシホミミ様
まず、オシホミミ様とは誰なのか説明します。オシホミミ様とはアマテルカミ(天照大神)と正姤ホノコヒメ(瀬織津姫)との間に生まれた皇太子なのです。
実は当ブログトップページの画像はオシホミミ様です。オシホミミ様は第九代アマカミになられた方で、イミナをオシヒト様といいます。母のホノコさんが早くに亡くなられたため、琵琶湖のほとりの野洲で叔母のワカヒメ様とオモイカネさんご夫婦に育てられます。
そして、第七代タカミムスビのタカギさんからアメノミチ(トノヲシテ(建国理念)に基づくミチ)を学びます。そして、タカギさんの娘のタクハタチチヒメを姤に迎えます。
オシホミミ様は伊勢神宮外宮に近い上御井神社あたりでお生まれになりました。第九代アマカミに就任後は東北のヒタカミに宮を遷します。そして、テルヒコ(ホノアカリ)様・キヨヒト(ニニキネ)様のお二人が産まれます。
オシホミミ様の終焉の地は箱根山でした。そのため、箱根山の神山は禁足地であったのです。箱根山は活火山であり、現在も登山道は立ち入り禁止区域となっています。
父のアマテルカミより先に亡くなられたオシホミミ様は箱根の地で眠りについておられます。神山が禁足地なのも、静かにこの地を見守り続けたいというオシホミミ様の御意思なのでしょう。
大涌谷を散策していた時に一箇所気になる場所がありました。ふと、誰かが見守っているような気配を感じたのです。くるっと振り返ると立ち入り禁止区域でした。
後日、Google mapを確認したら、私が気になった場所は神山に通じる道でした。きっとオシホミミ様が呼んでくださったのだと思うのです。御祭神は神山におられたのです。
オシホミミ様の優しい愛を感じられる箱根山にぜひ訪れてみてください!最後までお読みいただきありがとうございました!
参考図書:池田満氏 ホツマ辞典