こんにちは!今回は伊勢神宮参拝記、外宮編です。台風が近づく某日、三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮に参拝しました。
伊勢神宮の外宮は豊受大神宮といいます。伊勢神宮は外宮から先に参拝することになっています。御祭神は豊受大神(ホツマツタヱではトヨケカミ)です。
背後についている方々も楽しみに
トヨケカミとアマテルカミにお会いできるのをとても楽しみにしていましたが、どうやらそれは私だけではなかったようです。
出発の前日から当日にかけて背中がカーッと熱く、一日中汗ばんでいました。「今日ってそんなに暑かったっけ?」と夫に聞いたら、長袖を着込んだ夫が「いや、全然暑くないけど」と不思議そうに言いました。
どうやら、私の背後についている方々も伊勢行きを楽しみにされているようです。
外宮の最寄り駅は伊勢市駅か宇治山田駅で、徒歩8分~10分前後で到着します。
小雨が降りしきる中、外宮へ向かって歩きました。豊受大神(ホツマツタヱではトヨケカミ)に初めてお会いできると思うと感無量でした。
以前、トヨケカミを祭る神社を参拝したことはあるのですが、スピリチュアル的にお会いできなかったのです。
外宮に到着すると、緑豊かな自然に癒されます。しとしと雨が降っていたので、森林の澄んだ空気に身も心も清々しくなりました。伊勢神宮にまだ参拝されていない方は、是非この豊かな自然を堪能して頂きたいと思います。
伊勢神宮は授与所や御正宮など撮影禁止の案内がある場所以外は撮影可能となっています。
手水舎を身を清めて、鳥居を二か所くぐると授与所に着きました。お守りと御朱印を頂いて先に進みます。
他の参拝者の方々の後をついて、御正宮に向かって歩きます。
御正宮の前で起きたスピリチュアル体験
実は、トヨケカミの御正宮に参拝する前に人の居ない参道でひっそり大祓の祝詞を奏上しました。なぜ大祓の祝詞を奏上したかというと、理由があります。
以前、トヨケカミとアマテルカミをお祭りする神社に参拝しましたが、御祭神はおられませんでした。
ただその場を守る眷属はおられて「ヲヲンカミ(=天照大神)の御前では大祓の祝詞を奏上するように」と仰ったのです。
ちなみにアマテルカミには過去に有鹿神社でお会いしていますが、ご本人は大祓の祝詞を奏上しなさいとは仰らないです。
私はなぜだろう?と思ったのですが、大祓の祝詞は通常の祓詞よりも雑念が取り除かれます。古代のアマカミ(=天皇)は「体のケガレは禊で払い、心のケガレはウタで払う」と仰いました。
眷属の方は、大祓の祝詞を奏上して「御前では身も心も清くしなさい」という意図だったのでしょう。
大祓の祝詞を奏上しているうちに、ただただトヨケカミに申し訳なくて、本当に申し訳なくて、ボロボロと泣き出してしまったのです。
トヨケカミの存在もよく知らなかったし、かつて荒んでいたホツマノクニ(今の関東地方)を豊かにしたのはトヨケカミであったこと、日本の総氏神様ということ、その他もろもろのことを今まで感謝もせず過ごしてきたこと、本当に申し訳なく思いました。
なぜこんな気持ちになったのか、それはトヨケカミのスピリットに触れたからだと思います。
同時にもの凄いエネルギーを受けて、高波動当たりなのか、頭がぐわーんとして、体がジーンとしました。
トヨケカミに実際にお会いして分かったのですが、トヨケカミはご自身の存在を主張しない方なのです。ちょっと説明が難しいのですが、私たちが想像する以上に、何倍も、いや何十倍も、とにかくびっくりするぐらい謙虚な方なのです。(ちなみにアマテルカミもとても謙虚な方です)
後で知ったことですが、西行法師さんも伊勢神宮を参拝して以下のウタを詠んでいます。
何事
の おはしますをば しらねども かたじけなさに 淚
こぼるる ──『西行上人集』
「西行法師さん!私もまったく同じ気持ちでしたよ~!!」
御正宮の素晴らしさ
号泣が収まり改めて、御正宮の前で参拝させて頂きました。とにかく建物が素晴らしく、華美を抑えた質素なつくりなのです。
御正宮は撮影不可なので、参考までに別宮の風宮の写真を掲載します。
人によっては物足りないと思うかもしれませんが、ここに日本文化の素晴らしさが見て取れます。
カミヨの時代、指導者は必要以上に華美や豪華なものは好まれませんでした。あくまでも公(おおやけ)を重視したからです。
質素な生活をしている民衆の前で豪華絢爛な建物を立てて、贅沢三昧している指導者がいたら、民はどう思うでしょうか?一歩間違えたら反乱になりそうですよね。
アマテルカミとトヨケカミが本当に民のための政治をされていたということが窺い知れる建物でした。とても有難く、感動に浸りながら、トヨケカミの荒御魂をお祀りする別宮に向かいます。
トヨケカミが来て下さる
別宮に向かう途中に水辺があるのですが、なんとトヨケカミが来てくださったのです。
御祭神は龍雲や鳳凰雲の姿で現れることもあるし、鳥や動物などで現れることがあります。以前にヤマトタケさんがシラサギや鳩として現れると書いたのですが、なんと鳥のお姿でトヨケカミが来られました。
小雨がしとしと降る中、より一層神聖な雰囲気を醸し出していました。
「トヨケカミ来てくださったんですね。本当に嬉しいです。この国の発展に尽力して下さり、本当にありがとうございます。」
何度もお礼を伝えました。
トヨケカミとの出会いに深い感動を覚えて、外宮を後にしました。
外宮を去る前に小雨も上がり、木立の合間から日が差していました。どこまでも歓迎して下さるトヨケカミなのでした。
別宮のお社もすべて参拝させていただき、心が洗われる神秘的な体験をさせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました!