皆さんはご自分の産土神様や産土神社をご存じでしょうか?
産土神とは?
産土神をネットで調べたところ、
ある人物が生まれた土地の守護神を指し、その人が生まれる前から死んだ後まで守護してくれる神様
Wikipedia
と書かれています。必ずしも、自分の近所の神社とは限らないので、神社庁に確認すると正しい産土神を教えてもらえると別のサイトに記載がありました。
産土神とは ~美鈴の見解~
私は皆さんがお宮参りや七五三などでお参りした神社の神様を産土神として良いと思います。何故なら、皆さんがご縁があってその神社でお参りをされたと思います。
その産土神様が皆さんと本当の血縁かどうかまでは存じ上げませんが、皆さん、あるいは皆さんのご先祖様がその御祭神と何らかしらのご縁があってその神社に招かれています。皆さんが、その土地に住んでおられるのも、その土地にご縁があってのことです。
なぜ同じ御祭神を祀る神社が複数存在するの?
話は変わりますが、はるか大昔の私たちのご先祖様は日本列島を縦横無尽に移動していました。ある土地を開拓するために、一族が集団で移住するとお社を建ててご先祖様をお祀りしていました。
例えば出雲系の神様であるソサノヲさん、オホナムチさん(大己尊命)、コトシロヌシさん(事代主命)、タケミナカタさん(健御名方命)の子孫が出雲を離れて関東に移住すると、出雲大社に参拝できなくなりますので、関東の地に社を建てて御分霊をお祀りします。
余談ですが、コトシロヌシさんはオホナムチさんの息子で、ソサノヲさんのお孫さんです。イミナ(斎名)をクシヒコ(さん)といい、非常に優れた人物でモノヌシ(右の臣)という重職についていました。 コトシロヌシの他にも多くの称え名があり、オオクニヌシ、オオモノヌシ、オオクニタマとも呼ばれていました。一般的に知られるオオクニヌシ(大国主命)とはオホナムチさんのことではなく、クシヒコさんを指します。
参考図書:
秘められた日本古代史ホツマツタヘ 松本善之助 著
ホツマ辞典 池田 満 著
縄文人のこころを旅する 池田 満 著
話を元に戻して、さらに別の子孫や、後代の子孫が別の地に移住すると新たにお社を祀るため、出雲系の神社が日本各地に増えていくことになります。
そのような理由から、同じ御祭神をお祀りする神社が日本全国に多数存在しています。御祭神と一緒にお祀りされている方の多くは血縁にあたる方です。夫婦、兄弟、祖父母・孫で一緒に祀られている神社も多いのではないでしょうか。
オホナムチさんとスクナヒコナさん(少彦名命)は実の親子ではありませんが、オホナムチさんがスクナヒコナさんを大変可愛がったので、一緒にお祀りしている神社もあります。(※スクナヒコナさんはオホナムチさんの父であるソサノヲさんのいとこにあたる方です。)
皆さんの産土神はどなたですか?
産土神社が全国的に名の知られた神社や大きな一の宮神社でなくても、がっかりする必要はありません。是非産土神に注目していただきたいと思います。
産土神がソサノヲさんやコトシロヌシさん(事代主命)という方もおられるかも知れませんね。産土神は皆さんと本当にご縁があって産土神になられています。
私の例で申し訳ないのですが、私はコトシロヌシさんが祀られている神社でお宮参りと七五三をして頂いたので、コトシロヌシさんが大好きで、いつも感謝を伝えています。
そして、どの神社に参拝をしてもコトシロヌシさんは親切にしてくださいます。(もちろん、無反応の時もありますが。。。)
ですので、皆さんが産土神様をお参りしたら、皆さんをとても歓迎して、愛情を沢山注いでくださいます。もし皆さんが引っ越しや転勤などで産土神社に参拝できなくても、同じ神様を祀っている神社でご挨拶すれば産土神様と繋がれます。
まれに、本当の御祭神が案内板に書かれている御祭神と違うケースや案内板に書いてある主祭神がおられない場合もありますが、皆さんのインスピレーションで「ここだ!」と思ったらきっと御祭神と繋がれます。
皆さんが大好きな御祭神や産土神様に感謝をすればするほど、皆さんの生活は実り豊かになっていきます。
コトシロヌシさんにお会いすると、いつもこの国の発展のためにご尽力くださり本当にありがとうございます。愛していますー!と心の中で叫んでいます。
是非、産土神様をチェックしてみてくださいね。